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Vol.3 株式投資の情報収集は生活から

投資や保険など、お金に関する様々な質問に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。

今回も前回前々回に引き続き
今月の質問「最近、株式投資をはじめたのですが、
情報はどのように収集するのがいいでしょうか?」
を取り上げます。

Q.相変わらず低金利が続いています。
このまま銀行に貯金をしていてもお金を増やすことができないと考え、 最近、株式への投資をはじめました。

でも、株に関する情報を集めるにも
「新聞」「雑誌」「TV」「四季報」「インターネット」など
メディアがたくさんありすぎて混乱してしまいます。

また市場では、落ち着いたと思ったサブプライム問題がまた浮かびあがり、 急に株価が下がったりするなど、毎日が予測できないことの連続です。

私のような初心者はどのように情報を収集するべきでしょうか。

(30代男性)

今回は投資で200万円の資金を最大10億円にした、
個人投資家のDAIBOUCHOUさんに答えていただきました。


DAIBOUCHOU プロフィール

新興系不動産株への投資で200万円を最大10億円にした個人投資家。
業績重視の成長株投資が得意。

メルマガ「DAIBOUCHOU通信」も執筆中。

著書「5年半で資産500倍! DAIBOUCHOU式 サイクル投資法」(宝島社)。

■なぜ、株式投資で情報収集が必要なのか?

忘れるという行為は、人間の重要な能力です。
忘れる事が無ければ、人間の脳は情報が滞留してパンクします。

しかし、情報メディアは、人間の脳など
お構い無しに情報を発信します。
我々は、膨大な情報と折り合いを付け、
妥協しながら生きなければなりません。

質問者の方も情報量の多さに悩まされている様子です。
でも、情報の重要性、情報量の膨大さ、
情報の取捨選択の必要性に気付かれただけでも、
投資家の素質がある
と思います。

情報に流され、考える事を放棄し、
適当に株を買う人が多い中、立派な心構えです。

株式市場には、無知な素人から
お金を奪おうとする魑魅魍魎
が多数います。

悪質な投資顧問会社や詐欺的な情報商材、
監査法人が逃げ出すほど財務が悪化した上場企業など、
落とし穴が多数潜んでいます。

悪質な情報ほど良く目立つので厄介です。
これらの悪質な情報を捨てる為にも、情報収集が重要です。

株式投資の成功の公式は、「情報×時間×お金」と言えます。
価値のある情報をタイムリーに得て、
実際に株を買って儲けるのが株式投資です。

情報の選択次第で、情報は自分を守る武器にもなり、
自分を傷つける凶器にもなる
のです。

株式投資の情報収集には、下記2つの段階があります。

1.有望な投資先を発見する。
2.発見した投資先が本当に良いのか検証する。


まず、1番の投資先の発見の仕方について、説明しましょう。

■生活そのものが株式投資の情報源になる

まず、生活そのものを、投資先を発見する情報源として
活用すると良いでしょう。

「新聞」「雑誌」「四季報」「インターネット」も重要な情報源ですが、
なかなかチェックする時間がありません。
しかし、生活から投資先を探すのなら、どんなに忙しい方でも出来ます。

例えば、ショッピングモールに買い物に行き、食事をするという行為は、ショッピングモールの運営会社、買物や食事をした店の運営会社の現地調査と言えます。

人気のモールや店を見つけたら、その運営会社を確認しましょう。イオンモール(株)というショッピングモール運営会社の場合、4年間で株価が3倍上昇しました。

家を買うためにモデルルーム巡りをする行為も、
不動産市況や分譲会社の物件調査と言えます。
良い物件を安く販売する会社があれば、
その分譲会社は買い
です。

例えば、(株)アーバンコーポレイションの場合、
2003年から4年で株価が10倍になりました。
アーバンのマンションを購入検討した人は大勢いますが、
その中でアーバンの株を買った人は少ないでしょう。

なぜかというと、マンション購入を検討するという行為だけで満足し、
分譲会社の株を買おうとは考えない
からです。
無意識に貴重な情報を落しているのです。

また、仕事で上場企業と取引する事があれば、
その会社を投資先として確認してみましょう。
仕事の取引先の事業内容や財務状況を投資先として把握すれば、
仕事にも役立つ
はずです。

さらに、このブログはso-netが運営しています。
これを機にso-net運営会社のソネットエンタテインメント(株)への
投資を検討するのも良いでしょう。

このように、生活するだけでも、
投資先を見つけるチャンスは膨大にあります。

本を読んだり、ネットサーフィンをするだけが情報収集では無いのです。
生活の行為全てを株式投資の情報源にすれば、
有望な投資先を知るきっかけが飛躍的に増えます。
また、これくらいの情報収集への貪欲さがあれば、
他の情報源からの情報収集も自然と出来ます


では、次の段階である投資先の検証については、
次回に説明します。

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2007-11-20 10:45  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(2) 
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