Vol.67 カードのpointは貯める意志が大事
投資や保険など、お金に関する様々な質問や相談に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。
今月は
「クレジットカードのポイントの賢い貯めかた、教えてください」
を取り上げます。
買い物はできるだけクレジットカードで済ませるようにしています。
でも、そんなにしょっちゅう高額な買い物をするわけでもないので、
思ったほどポイントが貯まりません。
もっと他にも効率的にポイントを貯める方法があるなら
ぜひ教えてください。
（20代 女性）
今回はクレジットカード会社の
マーケティング戦略の立案にも従事するなど、
クレジットカード業界に精通している
今井進太郎さんに答えてもらいました。
今井進太郎 プロフィール
１９７９年新潟県生まれ
２００１年慶應義塾大学経済学部卒業
中小企業診断士
コンサルティング会社勤務を経て、
マーケティング支援会社コマスマーケティング（株）を設立。
クレジットカード会社のマーケティング戦略の立案に従事するなど、
クレジットカード業界に精通している。
クレジットカードの活用法に関する執筆活動も行なっている。
コマスマーケティング株式会社HP
カードマーケティングプロフェッショナルHP
クレジットカードのポイントは、カードで買い物する度に貯まり、
各種景品や割引券などと交換できて、とてもお得ですよね。
しかし、なかなかポイントが貯まらなくて
お困りの方も多いと思います。
効率的にポイントを貯める基本は、
「カードの利用を1枚に集中する」ことです。
ショッピングや飲食店での利用はもちろん、
携帯電話代や水道光熱費等の公共料金の支払いも
すべて1枚で決済するようにします。
最近は、カードを利用すればするほど、
ポイントが貯まりやすくなるポイントプログラムが増えています。
例えば、年間のカード利用金額が
一定額以上になるとボーナスポイントがもらえたり、
ポイント倍率がアップしたりします。
実は、ポイントの還元率は、
どこのカード会社も大きな差はありません。
いくつかのカードを併用するより、
利用を1枚のカードに集中することで、
ポイントの分散を避けると共に、
ボーナスポイントや倍率ＵＰを狙えるので、
ポイントが貯まりやすくなります。
ポイントを効率的に貯めていくには、
ショッピングの結果として「貯まる」のではなく、
ポイントを積極的に「貯める」という意識を持つことが重要です。
クレジットカードが利用できる場所は、ますます広がってきています。
2008年3月からは、国民年金保険料のカード払いが可能になりました。
税金や公共料金などをカードで支払えるようにする自治体も増えてきています。
支払いの際に、まずはカード払いが可能か否かをチェックし、可能であれば、積極的にカードを利用しましょう。
各カード会社では、
自社のポイントを特典とした様々なキャンペーンを実施しています。
「キャンペーン期間中に○○でカードを利用すると、
もれなくポイントプレゼント！」
といったキャンペーンが多く実施されています。
カードの利用明細書と一緒に送られてくる情報誌や
カード会社のホームページを細めにチェックして、
キャンペーンを有効に利用しましょう。
特定の優待加盟店を利用すると、
ポイント倍率がアップするサービスを提供する会社も増えています。
優待加盟店は、カード会社のホームページに掲載されていますので、
できるだけその加盟店を利用するようにするといいでしょう。
また、インターネット上で
自社のポイントを優遇する加盟店を集めたショッピングモールを
展開するカード会社があります。
このショッピングモールをうまく利用することで、
ポイントが貯まりやすくなります。
よく、飲み会で幹事役を買ってでて、
自分のカードでまとめて支払いをしてポイントを賢く貯める人がいます。
ポイントを貯まりやすくするには、
受け身の姿勢ではなく、
常に「どうやったらポイントが貯まるか？」を考え、
情報を集め、積極的にカードを利用していくことが重要です。
さあ、賢くポイントを貯めて、
お得なクレジットカードライフを実現しましょう！
・カードの利用を1枚に集中させる。
・カード払い可能であれば積極的に利用する。
・キャンペーンやポイント優待加盟店を有効利用する。
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