Vol.79 ライフプランを書いて家計を改善
投資や保険など、お金に関する様々な質問や相談に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。
今回も前回に引き続き、
「こんな時代だし将来が心配です。これからに備えるライフプランとは?」
を取り上げます。
増えてきたように思います。
これまではあまり貯金もしないで
給料を好きなことに使っていましたが、
結婚や老後の生活なども考えたライフプランを
たてたほうがいいのではと思いはじめました。
将来に備えるために、まずはどうすればいいでしょうか。
(20代 男性)
今回はファミリーリスクコンサルタントとして
家計のリスク管理について豊富な相談実績を持っている
ファイナンシャルプランナーの豊田眞弓さんに答えてもらいました。
ファイナンシャルプランナー
ファミリーリスクコンサルタント
「マネーカウンセリングネットWealth」を基盤に
個人相談業務を行うほか、マネーコラムの寄稿、
記事の監修、講演などで活躍。
保険、住宅ローン、教育資金、資産運用など、
広く家計のリスク管理をテーマとしている。
ライフワークとして子どもの金銭教育にも携わる。
景気がいい悪いに限らず、本来、長期的な視点でライフプランを立て、
それにあわせて貯蓄を準備するのとても大事なことです。
今の自分の生活だけでなく、
未来の自分の生活だってないがしろにはしたくないですよね?
でも、目先の生活に追われている人は、
未来の自分の夢や生活の一部を犠牲にしている可能性があるのです。
ライフプランは、簡単にいうと「未来の予定」「未来年表」です。
「夢」も当然、反映されます。
「未来」は、最低でも今後5年、できたら10年、20年、30年と
想像の及ぶ範囲でイメージしてみるといいでしょう。
書式などにとらわれすぎず、予定を書きだしてみてください。
「こうしたい」、「こうなっていたい」というものも加えると楽しくなります。
いつでも書き直せるので、気軽に書き出してみましょう。
<例:未来年表(10年間)>
この未来年表を頭に入れつつ暮らすことは、とても大事です。
「頭に入れる」というのは、ただ漠然とではなく、
具体的にそれぞれにかかる費用を見積もって準備に着手することです。
それが未来の自分への思いやりにつながります。
ライフプランから具体的にかかる費用を見積もって
その準備をする方法として、次のような目的別貯蓄プランを
作成してみてはいかがでしょう?
「生活予備費」とは家計の防波堤です。
病気やケガで仕事を休んだり、親が倒れて看病に通うこともあるかもしれません。
また、会社をリストラされたり、会社が倒産する事態だってないとは限りません。
そうした突発的な事態が起きた時の「自家保険」となるのが、この生活予備費なのです。
生活予備費は生活費3~6か月分を貯めておきましょう。
老後について不安を感じるのであれば、これ以外に老後資金も貯めましょう。
20代、30代の間は、といあえず月1万円でも積立を始めておくといいでしょう。
<例:貯蓄プラン>
上記のプランを整理すると、毎月5万円(予備費まで入れるなら+α)を貯め、
ボーナス時には毎回27万円を貯める、ということになります。
これがとても現状では貯められないとしたら、
思いっきり家計の改造を行う必要があります(ここでは省略します)。
未来の自分のためにしっかり貯められる家計に改善しましょう。
それでも貯めきれない場合には、プラン実行時期を遅らせるか、
予算を減らす、収入を増やすといった方法で検討しましょう。
ともかく第一歩を踏み出すことが大事です。
ライフプランも貯蓄プランも自分で作ることから始めましょう。
・まずは今後のライフプランを気軽に書いてみよう!
・未来の自分に仕送りをするために貯蓄プランを作成しよう。
・貯蓄プランどおりの貯蓄ができない場合は、家計の改善を。
・貯めきれない場合は、実行時期を遅らせる、予算を減らす、
収入を増やすといった方法を検討しよう。
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