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Vol.6 情報ツールは投資スタンスで選択を

投資や保険など、お金に関する様々な質問に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。

今回も前回に引き続き
「最近、株式投資をはじめたのですが、
情報はどのように収集するのがいいでしょうか?」
という質問について
ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんに答えていただきました。


深野康彦 プロフィール

有限会社ファイナンシャルリサーチ代表
ファイナンシャルプランナー

様々なメディアを中心に、個人の資産運用や管理、家計管理や見直しなど、お金に関する啓蒙活動、新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融データの提供を行っている。

ラジオ日経ファイナンシャルBOX/木曜日のパーソナリティでもある。
主な著書に『家計崩壊──「見えないインフレ」時代を生きる知恵 (講談社+α新書)』(講談社)などがある。

■投資スタンスで使い分けるのも一つの手

前回は、各情報収集ツールの特徴について見てきましたが、
今回はその活用方法について述べることにしましょう。

各種情報収集ツールには一長一短があるのですが、
使う側である私たち投資家が、
どのようなスタンスで株式投資をするかによって
それぞれのツールを使い分けるのがよいと思われます


たとえば、株式投資を生業としている投資家や、
短期売買に徹してい投資家は、
インターネットを利用されるのがよいでしょう。

短期売買での銘柄分析は、どちらかというと
企業業績を中心としたファンダメンタル分析よりも、
各種チャートやテクニカル指標を中心としたテクニカル分析で
投資するケースが多いからです。

さらに、近年の株式市場は海外市場との連動性が
非常に高くなっています


デイトレードなどをされる投資家の場合、
海外市場、中でも日本の株式市場が開いている時間にかぶる
アジア市場の動きに注視する必要があるので、
できればインターネットの環境は
モニターを数台用意したほうが良いかもしれませんね。

■中・長期投資家は紙ベースの情報で充分

一方、企業業績を中心として中・長期投資を行う投資家は、
マネー誌や会社四季報などの紙ベースの情報収集でも
充分事足りる
はずです。

四半期ごとの業績の発表、
あるいは期中の業績修正を注視していけばよいのですから。

もちろん、投資をする際、あるいは投資している株式を売却する際には、株価の位置などを確認するため、チャート等を活用することは忘れないでいただきたいですが。

また、中・長期で株式投資をするためには、目先の動向に一喜一憂しないという忍耐力も必要になってきます。

ニュースや新聞などを小まめに見聞きすると、投資スタンスを変えたくなってしまうものです。

したがって、時には情報の最前線から
一歩下がるということも必要になってくるかもしれません。

ただし、日常の生活や仕事などに支障のない程度に留めてください。

中・長期投資では紙ベースで情報は事足りると言いましたが、
最近では各企業のIR情報が充実しており、
かつインターネット上で決算報告などを
動画や音声で配信している企業も増えています。

紙ベースで事足りると言いましたが、
やはり経営者の生の声などに触れられるという意味では、
インターネットに歩があるというのが現実
なのでしょう。

今回のポイント!

・まずは各種情報収集ツールの特徴を知ることが大切。

・各自の投資スタンス、短期売買か中・長期投資かで情報収集ツールを使い分けよう。

・インターネットは株式投資における最強のツール。



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2007-11-30 13:51  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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