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Vol.22 保険をスリムにして請求漏れを予防

投資や保険など、お金に関する様々な質問や相談に
幅広い分野のプロフェッショナルがズバリ答えるこのコラム。

今回も前回に引き続き
「保険が請求漏れにならないための注意点を教えてください」について
某大手生命保険会社に勤務して
長年営業を担当してきたSさんに、
なかなか聞けない保険会社の裏事情も含めて
答えていただきました。


S プロフィール
某大手生命保険会社勤務
ファイナンシャルプランナー資格所持

某大手生命保険会社に入社後、
地方の営業所長を歴任。

現在は本部にて法人営業を担当。

お酒が入ると、歯に衣着せぬトークがいきなり炸裂する。


前回は保険金不払い問題の原因と、
その問題を通じて保険会社の意識が変わった点について解説しました。

今回保険金の不払いや請求漏れを予防するために、
お客様自身でできる対策についてお話しします。

■必要のない特約を外してみよう

すでに契約している保険についてですが、
まず自分でしっかり契約内容を見直して、
理解できない特約などが含まれている場合には
外してしまいましょう


ムダ金になってしまいますから。

極端な話、「死亡時○○円」「入院時○○円」など、
自分で理解できる範囲まで保険をスリムに
してみましょう。

おそらくそれが自分にとって必要な保険であり、
それこそが保険の原点となるはずです。

保険金の請求漏れはほとんどの場合、
特約で発生しています。

必要のない特約を外すだけで、
保険料も安くなりますし、
請求漏れの可能性も少なく
なります。

保険会社の営業担当者から説明を受けるなら、
担当者が詳しく説明できないような特約は
つける必要はありません


保険はできるだけシンプルにしましょう。

担当者がいないなら、保険会社に電話をしてすぐに担当者をつけてもらいましょう

その上で、自分の契約している保険の内容をしっかり説明してもらいましょう。

インターネット専業の保険会社などでなければ、きちんと担当者が説明をしてくれるはずです。

契約をして毎月保険料を支払っているのですから、
受けられるサービスはしっかり受けましょう。

そして、ケガをしたり病気にかかった時には、
どんな小さな事でも遠慮なく担当者に相談しましょう。

自分で思ってもみなかった保険金が
支払われる場合もありますので。

■自分の身の丈にあった保険を選ぶ

新しく保険に入るときも同じです。

自分が理解できない、
納得できない保険には入らない
ことです。

「死亡」と「入院」の二つのポイントを
しっかり押さえておきましょう。

残りの特約はトッピングだと思ってください。

さらに、自分の中で優先順位を
しっかりつけるようにしましょう。

たとえば、独身の方はよほどの事情がない限り、
高額な死亡補償をつけたりする必要はないはずです。

保険の「ムダがけ」をしないことです。

本来、保険は金銭的に苦しい方ほど必要なサービスです。

自分に万一のことがあった場合に、
経済的にどの程度困るかを考えて契約をしてください。

不思議なもので、家やクルマなどの高額商品を買うときには
しっかり検討をされるお客様も、
保険を契約するときには、
詳しく内容を検討しないで契約をしてしまうケースが
多いような気がします。

保険も他の高額商品と同じように、
自分の身の丈にあったものを
選ぶ
ように心がけてください。

保険会社の担当者が、
実際にどんな保険に入っているかきいてみるのも、
良いかもしれませんね。

今回のポイント!

・そもそも保険の契約は請求主義で成り立っていた。

・保険会社は請求干渉主義に変わったので不払いは少なくなるはず。

・すでに入っている保険は必要のない特約を外してスリムに。

・新しく保険を契約するなら身の丈にあわせて「ムダがけ」をなくす。


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2008-02-01 11:10  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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